竜とそばかすの姫
皆さん、どうも初めまして!yuckeyと申します。
このブログでは、映画やドラマなどの感想を中心にいろいろなことを気ままに雑(zatsu)談のように書いていきたいと思います。よろしくお願いします。
さて、挨拶はこれくらいにして。。
早速ですが、今回は先日見てきた映画「竜とそばかすの姫」の感想を載せていきます。
この感想はネタバレを含みます。
まだ見てない方は、音楽や映像が最高なので、ぜひ映画館で見てほしいです!
【映画感想】竜とそばかすの姫 ※ネタバレあり
人の外見ではなく、内面を見るべきことを教えてくれる作品。
作品全体を通して感じたメッセージは「人は外見によらない」ということ。
現実世界で冴えない女子高生のすずは、Uの世界では世界が注目する歌姫であり、Uの世界で恐れられていた竜は家庭環境に苦しんでいる少年だった。現実世界でもUの世界でも目に見えていることが全てではなく、誰もが秘密を抱えている。それは、竜と疑われていたアーティストや野球選手、友達の存在など所々で描かれている。
そして、大切なのはただ興味本位や同情でその秘密を暴くのは暴力であり、向き合う覚悟と優しさが必要であるということ。
Uの世界の大衆はベルや竜の正体を知ろうとあらぬ噂や推測を発信し、竜や竜と疑われた人々を傷つけた。
竜である恵が抱えていた秘密は父親からの暴力だった。周りの大人達は知っていたにも関わらず、ただ同情するだけで何もしてくれず、人を信じられなくなっていた。
そこで、立ち上がったのがすずだった。彼女は自分の正体をさらしてまで、助けるという覚悟を彼ら兄弟に示したのだった。
歌と世界観の融合が素晴らしい。
この映画の醍醐味はやっぱり歌である。特にラストシーンで世界中が注目する中、すずの姿で歌うシーンは圧巻だった。映像も光の海やクジラなど綺麗だった。これはスクリーンで見て聴いて正解だったと思う。
すずの成長と親子の物語
すずは見ず知らずの子を助けて死んでしまった母親のことを理解出来ずにいた。そんな彼女が助けを求めている少年のために正体をさらし、東京に向かう。その直前、父親とメッセージをやりとりする。ここで私自身、思わず涙が溢れてしまった。すずはこのやりとりで母が見ず知らずの子を助けた理由を知り、自分も同じことをしようとしていることに気づく。そして、なんといっても父親役の役所さんの声が優しすぎて泣かずには居られない、、
最後に
感想を一通り見てみると、脚本に難色示している人、酷評している人がいるのもよくわかります。ストーリーが上手く行き過ぎだよとツッコミたくなる場面も多々あります笑
ですが、今の時代に公開されたことに意味があり、細田守監督や制作陣の強いメッセージが込められた作品だと思いました。